株価下落中のセブン銀行株を見直した

Wed Dec 30, 2020 - 投資
Fri Jan 1, 2021

2020年、今年もあと少し、資産の見直しを行いました。

そして、僕が頭を抱えているのが、このセブン銀行です。

まず株価の推移です。

もう、びっくりの下落率ですよね。8年前の株価と一緒という悲惨な状況。流石に、ここまで下がると、株を手放すのかどうか考えなければいけないので。。。

損益計算書

まずは、損益計算書を見直します。セブン銀行は、銀行業なんですが収益のほとんどはATM手数料収入です。しかし、決算書がくせもので、銀行業なので売上高とか売上総利益などの数字が出しにくい。

確かにセブン銀行は銀行業なんですが、他の銀行みたいな収益構造ではないので、銀行業として見るのはナンセンスのような気がしましたので、ソフトウェア販売の会社として見ることにしました。

ATMを設置して、ユーザーが使う度にチャリンチャリンとお金が入ってくるビジネス。この手のビジネスモデルは原価がほとんどなく、売上が伸びても人件費などの大幅な増加はないので、うまくいけばキャッシュリッチになりやすい。

以上のことをふまえて、営業経費,ATM設置支払手数用などをソフトウェア販売会社と同じになるようにの僕なりに計算しました。

ATMの原価が全く決算書からわからなかったので、たぶんその他の役務費用かなと思い、まず、これを売上高から引く。

そして、営業経費,ATM設置支払手数用など日々のサービスの維持費を売上総利益から引いてみました。

相変わらず、セブン銀行は高い利益を誇っている。ビジネスモデルそのもには問題なさそうです。図に直すとこんな感じ。最後の当期純利益まで緩やかなカーブ。こんな会社はあまりない。

ただ、問題は売上高です。セブンイレブンの出店見直しなどもあり、ATM設置台数の伸びが鈍化。その煽りうけて売上高の伸びが低すぎる。

単位: 百万 2019年 2018年 2017年
売上高 148,533 147,288 127,656

自己資本比率

まず、銀行はユーザーから預かった預金が負債になるので、自己資本比率が低いです。

  • 総資産額(融資や債券)に対する自己資本の占める割合

    • 国際統一基準は8%

    • 国内基準は4%

これを頭に入れてセブン銀行の自己資本比率を見ると。

2019年 2018年 2017年
自己資本比率 20% 18% 20%

問題ないですね。負債が多いわけでもない。

キャッシュ・フロー

最後はキャッシュ・フローです。稼いだお金を一体、何に使っているのかをみます。

まぁ、普通。

本業でも稼いでるし、稼いだお金を過剰に投資に回しているわけでもない。図で見るともっとわかりやすい。

しかし、これだけのキャッシュを毎年稼いでおきながら、売上高が横ばいという悲惨な結果から見るに、経営陣がうまいところに投資できてないのは事実。

そして、キャッシュレス時代に向けてうまい次世代の収益源を見つけ出せず、投資もたいしてできてない。

だから株価が下がってる。

まとめ

僕の考える株価下落の原因は、売上高の横ばい、減収と次世代の投資がうまくいってない。

あと、時期がちょっと悪い。

  • キャッシュレスという言葉が一般化するほど広まった

  • ジャブジャブ金融緩和のせいで他の企業に投資したほうがパフォーマンスがいい

で、これから僕はどうするかですが。

今は、セブン銀行に限らず、セブン&アイ・ホールディングス自体が、苦境に陥っていると思います。やはり、これまでドル箱だった国内のコンビニ市場の縮小が大きく、国内の人口減少もあって見通しが悪い。

24時間営業にしても、フランチャイズ問題にしても、あとコロナにしても本当散々だった。

しかし、セブン&アイ・ホールディングスは国内にとどまることなく海外へ進出している点は大きく評価したい。今は、種まきの時期だと思ってます。

なので、海外への投資が実を結ぶのはもっと先になりそうです。

まぁ、セブン銀行は配当もいいですし、近い将来、海外事業も問題なく収益を挙げてくれると思いますし、期待しています。

それに僕はライフスタイルを考えて高配当銘柄に投資しているので、

自分のライフスタイルにあった投資を考えてみた

セブン銀行株は保有続行、買い増しも考えています。

こんな長期投資ができるのは、個人投資家のメリットですね。比較的安定している企業に投資しようと決めたのにも関わらず結局、結果的にリスキーなことをしてしまう僕。

Amazonに投資していた時を思い出す。たかがネットショップ、借金しすぎ、などなど株価も散々だった時に買ったAmazon株。それが身を結んだのはつい最近。

セブン銀行への投資もどうやら、その道を歩みそうです。日本企業の海外企業の買収はうまくいかないことが多いですが、それを覆す第一弾となって欲しいものです。

さて、この投資が良い結果になるのは、いつになるやら。

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